世界に一つだけの額縁
絵を飾りたいけれど…
絵画作品は必ずしも額装する必要はないのですが、額装無しで どうのように飾ったら良いか頭を悩ます物もあります。
作品の裏に金具などが付けられない、立てかけられない、小さすぎて部屋の中に埋没しそう、そして、ぴったりサイズの額が売っていない!といった問題によって、「良さげな額が見つかるまで しまっておくか…」とタンスの肥やしになってしまうこともあります。
自分で作っています
このような時 わたしは自分で、ピッタリサイズの額縁を作ってしまいます。
額縁制作を始めたきっかけは、“自分の作品に合うものが欲しかった” からで、次いで “おもしろそうだった” とか “出費を抑えたい” が上げられます。
どんな形にするか、どんな色にするか、作品に合うようにデザインして作っていくので、出来上がった額は「世界に一つだけの額縁」と言うことになりますよね〜。
今回はそんな自作の “ OKUAKI STUDIO オリジナルフレーム” を3点紹介したいと思います。
世界で一つだけの額縁
ご紹介する3点のオリジナルフレームですが、“ねこ” を描いた作品が入ったものを選んでみました。特に意味はないです、なんとなく選んだだけです…。
作品:『夜の散歩』150×100mm 板に綿布・白亜地・油彩・テンペラ
額縁:木材・石膏地・アクリル系塗料・ウレタンニス・アクリル板
作品:『ねこカード・青墨』115×63mm ウォーターフォード水彩紙に石膏地・テンペラ・色鉛筆
額縁:木材・石膏地・アクリル系塗料・エポキシ樹脂・ウレタンニス・アクリル板
作品:『こころの目』φ70mm 板に寒冷紗・石膏地・油彩・テンペラ・金箔
額縁:木材・石膏地・吸収性塗料・油性塗料・アクリル板
額選びは難しいけれど
いかがでしたか?ちょっと変わった額縁ですが、作品には合っているかな~と思っております。
額縁が違うと絵も違う見え方をします。額縁の存在感が強すぎると良くないし、弱すぎても良くない、額縁と絵の関係はとても難しいです。額縁は飾る場所と絵を繋ぐものでもありますから、さらにややこしく難しい問題でもありますね。
自分の作品、購入した作品に額縁が必要な時、思い切って自作してみると 上記の様な問題はあっさり解決するかもしれません。
市販の額縁を参考に
額縁作りは簡単ではありませんが、複雑な構造をしている訳ではありません(複雑なものもあります)ので、“手作り” が好きな人ならきっと苦ではないと思います。
誰かに教わらなくても大丈夫です。市販の額を一つ購入し、どんな構造なのかよく観察、必要ならば分解などをして同じものを作ってみればいいのです。ぜひ挑戦してみてください!!!
材料や道具は、ホームセンターで十分揃えることができますよ。参考までにわたしが額縁制作に使っている道具を紹介しておきます。
- ノコギリ(ゼットソー265)
- ノコギリガイド(45度カットの際に便利)
- クランプ各種(ベルトクランプ・クイックバークランプなど)
- 金槌
- ホビーかんな
- 罫引き
- のみ
- 木工やすり
- さしがね
- 電動ドリル