ArtBook“ノラとわたしの庭” 制作日記_2
こんにちは、OKUAKI STUDIO です。
今回は現在制作中の Art Book “ノラとわたしの庭” の制作日記ということで、表紙のデザインについて書きます。
手作りの本
“ノラとわたしの庭” は手作りにこだわった Art Book です。ですからプリントに関しても、出来るだけ手刷りを貫いていきたいと思っています。
本文ページは、樹脂製の版を用い木版画のようにばれんなどを使って刷っています。
表紙も同じ方法で刷ろうと思ったのですが、使用する紙の質や色、そしてインクなど、きれいに刷り上げるにはまだまだ研究が必要なようで、今回は以前も何度か使ったことのある“シルクスクリーン”というプリント技法を選びました。
表紙のデザイン
シルクスクリーンの版を作る前にアイデアを描き出していきます。イメージは明治、大正のモダンな装丁の本です。当時の本は物語を読んで楽しむだけでなく、アートとして見て楽しむといった役割を兼ねているものが今よりも豊富な気がします。
そういった点でもこの時代の本は、わたくしが目指すところと非常に重なる点が多いのです。
表紙用の紙とインクの色
表紙用の紙は、ノラが暮らしている屋外をイメージさせる色を選んでみました。布目のような凸凹感がある紙です。
インクの色は試し刷りの時点で白と黒を使いました。どちらも悪くないですよね。紙の色に対して明るい色にするか、暗い色にするか、まだ迷っているところです。
ノートに試し刷り
無印のノートがあったので表紙に試し刷りをしてみました。クラフト紙に白のインクもかわいくて好印象ですね~。
いけないいけない、横道に外れていないで “ノラとわたしの庭” の作業に集中しましょう。表紙に使うインクの色を決めてどんどん刷っていかなきゃです!
それでは、短めではありますがこの辺で失礼いたします。OKUAKI STUDIO でした〜。