ArtBook“ノラとわたしの庭” 制作日記_1

 こんにちはOKUAKI STUDIOです。

今回はわたくしのアート表現のひとつであるArtBookについて書いていきたいと思います。

奥秋由美(okuaki studio)が制作した版画作品

 わたくしの主たる表現手段は絵画なのですが、数年まえから本のかたちをしたアートにも取り組んでおりまして、そのことについて記事にもしています。

そして現在、“ノラとわたしの庭”というタイトルのArtBookを制作中でございます。

次々と押し寄せるトラブル

 “ノラとわたしの庭”は印刷依頼をせず、自分でプリントを進めております。方法は自作の“はんこ”を押すことです。そして製本も自分で行う手製本です。

作業としては大変ではあるけれど、できるかぎりオリジナルの要素を楽しんでいただきたい、という思いがあります。しかしそれが負の方向へ向かっていくこともあるのだと、今回初めて気づきました。

制作を進めていくと「これはマズい!」ということが起こり始めたのです。

刷り上がりに不満が残る、製本後の若干の歪み、使用フォントの著作権の問題などが浮上してまいりました…。しかし、これらはどれも制作開始前にちゃんと確認すれば回避できていたことでもあります。それをサボってしまったので、とてつもなく無駄な時間を費やすこととなってしまったのです。

心が折れる…

 どんな表現手段であれ、良かったり悪かったりと波はあるものですが、これにはさすがに心が折れました。

しかし今回、最も良くないことをしてしまいました。

“ノラとわたしの庭”は、2023年2月に開催した個展中に受注販売のかたちをとった作品です。制作が大幅に遅れることを、真っ先にお客様へお知らせするべきだったのです。

このことを先延ばしにしていたことが一番のトラブルであることに今更ながら気が付きました。「心が折れた…」とか言っている場合ではなかったのです。

制作状況を発信する

 ご注文いただいたお客様が一番知りたいのは「ArtBookはどうなっているのだ!?」ということだと思います。トラブルが起きているならそれをお知らせするのが道理というもの。へこたれている場合ではないのです。

ですのでこのブログを使って“ノラとわたしの庭”の制作進行の様子を正直に発信していくことにいたしました。

カテゴリーは“idea”

 “ノラとわたしの庭”の制作日記は“idea”のカテゴリーにて『ArtBook“ノラとわたしの庭”制作日記』というタイトルで更新していきます。

現在は用紙を選び直し、フォントは自分の文字に変更して、新たに制作を進めています。今回は文章のみですが、画像なども取り込みつつ発信してまいります。

それでは今回はここまでとさせていただきます、OKUAKI STUDIOでした。