制作追い込み中《奥秋由美 “COSMOS”》
こんにちは OKIAKI STUDIO です。
3月13日から始まる個展に向けて、まだまだ制作中でございます。毎年「もっと早くから準備しなければ」と思いつつ、なかなか思い通りに行動できずにいます。さて今回は、そんな制作途中の作品を紹介しようと思います。
油彩画作品

こちらは油彩画の作品です。支持体はおよそ150×100mmの板に綿布、白亜地を施して準備しました。
一昨年あたりから油彩画を描きだしました。油絵具はテンペラ絵具との併用で使っておりましたが、油絵具だけで描くことは、もう何十年も取り組んでいなっかたのです。油性絵具を嫌ってテンペラや水彩など、水性だったり水性寄りの絵具を好んでいたのですが、久しぶりに使ってみると何だか不思議としっくりきております。
これらは秋から冬に変わり、聞こえてくる様々な音が乾きだした頃にイメージし始めたものです。移動動物園とか移動遊園地とか移動サーカスとか、決まった場所に止まらず旅を続ける切なさが盛り込まれております。
水彩画作品

こちらは水彩画です。人物を描き入れることも久しぶり、というかわたくしの作品では珍しく、数年前から少しずつ登場してきています。この人物は宮沢賢治のイメージとわたくしのイメージを合わせた像です。特定の誰かではなく、マグリットやフォロンの作品に登場する山高帽の男のような存在です。
2枚に別れているのは「裏面を合わせて額装しようかな」と思っているからなのですが、まだ考え中です。一枚の作品として新たに描くかもしれません。
こんな感じで、まだまだ色々考えたり描いたりしております。引き続き追い込みます